26日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比340円程度高い3万9280円前後で推移する。午前9時50分には、同406円71銭高の3万9348円78銭を付けている。取引時間中に3万9000円台となるのは、2月19日以来で約4カ月ぶり。現地25日の米国株式市場では、NYダウが利益確定売りで4日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は半導体関連が買われ3日続伸するなど、まちまち。日本株は米国の半導体関連株高や通常取引終了後のマイクロン・テクノロジーの強気な業績予想を受け、買いが先行した。その後も好地合いが継続し、堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比5円安の3万8925円だった。
業種別では、全33業種のうち16業種が上昇、17業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、SMC、菱重工などの機械株が上昇。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、太平洋セメ、TOTOなどのガラス土石株も高い。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。イオン、ファストリテなどの小売株や、信越化、富士フイルムなどの化学株もしっかり。一方、HOYA、リズムなどの精密機器株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が安い。
個別では、メドピア、武蔵精密、CYBOZU、荏原、Dガレージが上昇。半面、ルネサス、ギフトHD、楽天銀行、ヤクルト、TBASEなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の後半(25日は145円30−33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の前半(同168円54−58銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社