29日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比345円程度安い4万640円前後で推移する。午前9時22分には、同362円03銭安の4万636円24銭を付けた。朝方からきのう28日の弱い地合いが継続、利益確定売りが優勢となった。現地28日の米国株式市場では、NYダウが反落した一方、ナスダック総合指数は4日連続で終値ベースでの史上最高値を更新するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比115円安の4万795円だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇している。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が下落。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も安い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、大和証G、SBIなどの証券商品先物株も軟調。郵船、川崎汽などの海運株や、ディスコ、菱重工などの機械株も弱い。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が高い。
そのほか、ACCESS、レーザーテク、日東紡、コーエテクモ、日東電が下落。半面、エンプラス、日車輌、Sリサーチ、NRI、大同特鋼などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(28日は148円28−30銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同173円11−15銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社