31日前場は日経平均株価が、前日比366円21銭高の4万1020円91銭と5日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)は同21.39ポイント高の2941.57ポイントと続伸した。現地30日、FOMC(米連邦公開市場委員会)は、政策金利を据え置くことを決定。米国株式市場では、NYダウが3日続落した半面、ナスダック総合指数は反発するなどまちまち。日本株は、米国の通常取引終了後に発表されたメタ(旧フェイスブック)やマイクロソフトの好決算を手がかりに買いが先行。午前11時13分には、同385円44銭高の4万1040円14銭を付けるなど、しっかりした値動きで前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は9億2770万株、売買代金は2兆3748億円。騰落銘柄数は値上がりが1230銘柄、値下がりは338銘柄、変わらずは55銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株が上昇。MS&AD、東京海上などの保険株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も高い。ディスコ、コマツなどの機械株や、JAL、ANAなどの空運株も堅調。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、大林組、清水建などの建設株もしっかり。一方、アシックス、任天堂などのその他製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が安い。
そのほか、ips、さくら、ノジマ、洋エンジ、京セラが上昇。半面、JCRファマ、アンリツ、AREHD、カプコン、ワコムなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社