市況(場況)

日経平均は37円安と小反落、売り一巡後は下げ渋り底堅い=21日前場

 21日前場の日経平均株価は、前日比37円69銭安の3万7491円80銭と小反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同5.26ポイント高の2744.09ポイントと続伸した。朝方は、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、20日の大阪取引所清算値比90円高の3万7620円と堅調だったことから、同清算値にサヤ寄せして取引を開始した。ただ、手がかり材料に欠けるなか、為替が円高方向で推移したこともあり下げ転換。午前10時2分には、同113円74銭安の3万7415円75銭を付けた。その後は下げ渋る動きとなり、底堅く推移した。

 東証プライム市場の出来高は8億3352万株、売買代金は1兆9584億円。騰落銘柄数は値上がりが970銘柄で、値下がりは598銘柄にとどまり、値上がりが多い。変わらずは63銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇した。SOMPOH、東京海上などの保険株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、エムスリー、リクルートHなどのサービス株も安い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、東精密、HOYAなどの精密機器株も軟調だった。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株も高い。

 個別では、GLM、Vキューブ、Sansan、CYBOZU、Appierなどが下落。半面、レオパレス、ミガロHD、森六、大同メタ、栃木銀が上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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