市況(場況)

日経平均は370円程度安、売り先行後も安値圏でもみ合い=7月1日前場

 7月1日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比370円程度安い4万110円前後で推移する。午前9時37分には、同451円30銭安の4万36円09銭を付けた。きのう6月30日は、戻り待ちの売りに押される展開で上げ幅を縮小。直近5日間で2100円を超える上昇となっていることから短期的な過熱感が警戒されたほか、円高も重なり売りが先行した。その後は、安値圏でのもみ合いが続いている。現地6月30日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸したほか、ナスダック総合指数が6日続伸して連日で終値ベースの史上最高値を更新。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比215円安の4万295円だった。

 業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇している。大和証G、野村などの証券商品先物株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が下落。第一生命HD、東京海上などの保険株や、中外薬、第一三共などの医薬品株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も軟調。INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も弱い。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱倉、上組などの倉庫運輸株が高い。

 個別では、ACCESS、スターマイカ、瑞光、GMOインタ、トレファクが下落。半面、象印、洋エンジ、芝浦機械、東亜建、若築建などが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(6月30日は144円12−14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の前半(同168円91−95銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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