市況(場況)

日経平均は370円程度高、自民・維新の連立協議の進展期待=16日前場

 16日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比370円程度高い4万8040円前後で推移。午前9時3分には同528円83銭高の4万8201円50銭を付けている。現地15日の米国株式市場では、NYダウは小反落したものの、ハイテク株が買われナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が上昇。日本株も半導体関連を中心にハイテク株に買いが先行。また、自民党と日本維新の会による連立協議が進展するとの期待感から、高市トレードも機能するなど、買い優勢の展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所算値比190円高の4万8000円だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も高い。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、島津製、HOYAなどの精密機器株も堅調。大成建、大林組などの建設株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。一方、任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が安い。

 そのほか、サイゼリヤ、FPパートナ、浅沼組、古野電、キオクシアが上昇。半面、ヨシムラFH、LinkUG、ベイカレント、トランザク、松竹などが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(15日は151円24−26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の半ば(同175円97銭−176円01銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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