18日前場は日経平均株価が、前週末比379円53銭高の4万3757円84銭、TOPIX(東証株価指数)も同17.07ポイント高の3124.75ポイントと、そろって続伸した。現地15日の米国株式はまちまち。注目された米ロ首脳会談では、両者の間に合意はみられなかったものの、日本株は朝方から前週末の強い地合いが継続。東京外国為替市場で円安方向に振れたことから先高期待が強まり、日経平均は午前11時16分に同403円13銭高の4万3781円44銭を付け、13日の取引時間中の史上最高値(4万3451円46銭)を更新。TOPIXも連日で取引時間中の史上最高値を塗り替えている。
東証プライム市場の出来高は10億7722万株、売買代金は2兆6002億円。騰落銘柄数は値上がりが1158銘柄と7割を超えた一方、値下がりは396銘柄。変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。バンナム、任天堂などのその他製品株や、電通グループ、リクルートHなどのサービス株が上昇。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も高い。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も堅調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、武田薬、第一三共などの医薬品株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が安い。
そのほか、電算システム、アドクリ、ヤマタネ、セレス、東京計器が上昇。半面、WOWOW、アンビス、TBASE、北海電、ペプチドリムなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社