1日後場は日経平均株価が、前日比381円78銭安の4万4550円85銭と4日続落。TOPIX(東証株価指数)は同42.86ポイント安の3094.74ポイントと反落した。朝方から売り優勢で取引を開始。一時、押し目買いに下げ渋る場面もみられたものの、日経平均は午前11時18分に同574円98銭安の4万4357円65銭を付けた。米議会でつなぎ予算が不成立となり、連邦政府の一部機関の閉鎖が見込まれている。経済指標の発表遅れも懸念されるなか、為替市場では1ドル=147円40銭台とリスク回避姿勢のドル売りが強まった。輸出関連株を中心に軟調な展開を強いられたが、取引時間の後半には、下値を拾う動きから下げ幅を縮小して取引を終えている。。
東証プライム市場の出来高は23億1082万株、売買代金は5兆2869億円。騰落銘柄数は値上がりが124銘柄にとどまった一方、値下がりは1480銘柄と9割を超えた。変わらずは11銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が下落。三井不、菱地所などの不動産株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も安い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、SUMCO、洋缶HDなどの金属製品株も軟調。菱重工、IHIなどの機械株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱かった。一方、中外薬、第一三共などディフェンシブの医薬品株や、アシックスや任天堂などのその他製品株が上昇した。
そのほか、ミガロHD、日ヒュム、日鉄鉱、三井松島HD、アステリアが下落。半面、インフロHD、中国電、LinkUG、四国電、大塚HDなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社