15日前場は日経平均株価が、前日比387円20銭高の4万3036円46銭、TOPIX(東証株価指数)も同27.37ポイント高の3085.32ポイントと、そろって反発した。朝方は、現地14日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値4万2845円(大阪取引所清算値比225円高)にサヤ寄せして取引を開始。戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面もみられたが堅調に推移。日経平均は前場終値を形成する直前の午前11時30分に、同397円29銭高の4万3046円55銭を付けている。
東証プライム市場の出来高は10億7238万株、売買代金は2兆8367億円。騰落銘柄数は値上がりが670銘柄にとどまった一方、値下がりは887銘柄と多い。変わらずは64銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。第一生命HD、東京海上などの保険株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株も高い。オリックス、JPXなどのその他金融株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、洋缶HD、三和HDなどの金属製品株が安い。
そのほか、アンビス、アミューズ、ラックランド、荏原、ギフティが上昇。半面、MSOL、メドレー、東邦鉛、LTS、エレコムなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社