4日前場の日経平均株価は、前日比387円85銭高の3万7834円66銭、TOPIX(東証株価指数)は同20.09ポイント高の2791.20ポイントで、両指数そろって4日ぶりに反発した。現地3日の米国株高を受けて、半導体株を中心に買いが先行。日経平均は午前9時11分に、同421円61銭高の3万7868円42銭を付けた。買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか戻り待ちの売りに上値が重い場面もみられたが、持ち直す展開となった。ドル・円相場は1ドル=143円台の後半と小動き。
東証プライム市場の出来高は7億4786万株、売買代金は1兆9140億円。騰落銘柄数は値上がりが1241銘柄と8割に迫る一方、値下がりは334銘柄だった。変わらずは54銘柄。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。アシックス、任天堂などのその他製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が上昇。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、極洋、ニッスイなどの水産農林株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、日立、ソニーGなどの電気機器株もしっかり。一方、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、三和HD、リンナイなどの金属製品株、東急、東京メトロなどの陸運株が下落した。
個別では、TBASE、オープンG、住友ファーマ、セック、蝶理が上昇。半面、豊田織、クレハ、エスプール、M&A総研、ベイカレントなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社