23日前場は日経平均株価が、前日比39円73銭高の5万442円12銭と小幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同19.10ポイント高の3424.27ポイントと上昇した。現地22日の米国株式が上昇したことが支えとなり、底堅く推移。日経平均はマイナス圏でスタートしたものの、その後は切り返し午前9時14分に、同142円17銭高の5万544円56銭を付けた。ただ、片山財務大臣の円安けん制発言が意識されることもあり、輸出関連株には重しとなった。
東証プライム市場の出来高は9億4322万株、売買代金は2兆411億円。騰落銘柄数は値上がりが1258銘柄と8割に迫る一方、値下がりは299銘柄だった。変わらずは47銘柄。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。大和証G、野村などの証券商品先物株や、塩野義薬、第一三共などの医薬品株が上昇。JAL、ANAなどの空運株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も高い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も堅調。郵船、商船三井などの海運株や、三井住友、みずほなどの銀行株もしっかり。一方、三井金属、住友電工などの非鉄金属株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株、日東紡、特殊陶などのガラス土石株が安い。
そのほか、GMOインタ、東邦鉛、FPG、アイエスビー、サムコが上昇。半面、しまむら、キオクシア、MARUWA、能美防災、東エレデバ、などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社