19日後場の日経平均株価は、前日比396円81銭安の3万8488円34銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)が同16.27ポイント安の2792.08ポイントと下落した。中東情勢の先行き不透明感が継続するなか、前日まで3日続伸していたこともあり目先的な利益を確定する動きが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、軟調に推移した。売りが一巡した後は、押し目を拾う動きから下げ渋る場面もみられたものの、現地19日の米国株式市場が奴隷解放記念日で休場となることから取り引き終了にかけて弱含みで推移し、日経平均はきょうの安値で取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は14億3226万株、売買代金は3兆6462億円。騰落銘柄数は値上がりが657銘柄、値下がりは890銘柄、変わらずは79銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇した。アステラス薬、第一三共などの医薬品株や、ソニーG、キーエンスなどの電気機器株が下落。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も安い。信越化、富士フイルムなどの化学株や、郵船、川崎汽などの海運株も軟調。OLC、リクルートHなどのサービス株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も弱かった。一方、ニッスイなどの水産農林株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が高い。
個別では、トレンド、GMOインタ、アステリア、キングジム、スクリンなどが下落。半面、大幸薬品、セガサミーH、電気興、三井松島HD、イーレックスが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社