市況(場況)

日経平均は40円程度高、朝方は売り先行も上げ転換=6日前場

 6日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前日比40円程度高い4万590円前後で推移する。午前10時2分には、同95円01銭高の4万644円55銭を付けた。現地5日の米国で、7月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が50.1となり市場予想平均の51.5を下回った。米景気の悪化を警戒する動きが強まり、NYダウとナスダック総合指数がそろって反落。日本株も米株安の動きを受け売りが先行した。その後は、押し目を拾う動きが優勢となったもようで上昇に転じている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比120円安の4万530円だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。三井不、菱地所などの不動産株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が上昇。LIXIL、三和HDなどの金属製品株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も高い。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も堅調。ダイキン、菱重工などの機械株や、大林組、清水建などの建設株もしっかり。一方、エムスリー、リクルートHなどのサービス株が安い。

 そのほか、日ヒュム、ダイヘン、ティラド、大崎電、JX金属などが上昇。半面、ニチレイ、オークマ、デクセリアル、ネクセラ、FUJIが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時10分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(5日は147円36−38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の後半(同170円13−17銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録