14日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比410円程度安い4万2860円前後で推移する。4日終値からきのう13日までに約7.4%上昇し、25日移動平均線とのかい離率は12日の5.47%から6.46%に拡大、短期的な過熱感を警戒する動きが強まり売りが先行。その後、外国為替市場で円高方向にあることも重しとなり、午前9時53分には同437円30銭安の4万2837円37銭を付けるなど、軟調に推移している。現地13日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比225円安の4万3145円だった。また13日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が連日で終値ベースの史上最高値を更新している。
業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇している。コマツ、菱重工などの機械株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株が下落。セコム、リクルートHなどのサービス株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も安い。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も軟調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も弱い。一方、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、東電力HD、東ガスなどの電気・ガス株が高い。
そのほか、サンアスタ、マツキヨココ、T&Gニーズ、スズケン、ソシオネクスが下落。半面、ダブルスタン、アニコムHD、ランドC、アルバック、日電子などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(13日は147円52−54銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同172円71−75銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社