市況(場況)

日経平均は415円高、自民・維新の連立期待で強気色=16日前場

 16日前場は日経平均株価が、前日比415円40銭高の4万8088円07銭と続伸。公明党の連立離脱で急落した14日の下げも埋め戻した。TOPIX(東証株価指数)も、同15.54ポイント高の3199.18ポイントと前週末の終値を上回っている。日経平均は午前9時3分に同528円83銭高の4万8201円50銭を付けた。自民党と日本維新の会による連立協議が進展することへの期待感から、強気姿勢が拡大した。また、現地15日の米国株式市場で、ハイテク株が買われナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が上昇したことから、半導体関連を中心にハイテク株も堅調だった。ドル・円相場は1ドル=150円台の後半で推移し、朝方の水準からは円高方向にある。

 東証プライム市場の出来高は10億5423万株、売買代金は2兆6788億円。騰落銘柄数は値上がりが814銘柄、値下がりは715銘柄、変わらずは86銘柄。

 業種別では、全33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落した。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、島津製、HOYAなどの精密機器株が上昇。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、トヨタ、SUBARUなどの輸送用機器株も高い。三井不、菱地所などの不動産株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株も堅調。三井住友、みずほなどの銀行株や、ディスコ、菱重工などの機械株もしっかり。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が安い。

 そのほか、サイゼリヤ、キオクシア、ルネサス、浅沼組、大黒天が上昇。半面、LinkUG、ヨシムラFH、ベイカレント、松竹、東宝などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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