31日後場は日経平均株価が、前日比415円12銭高の4万1069円82銭と5日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同22.89ポイント高の2943.07ポイントと続伸した。30日の米国市場で通常取引終了後に発表されたメタ(旧フェイスブック)やマイクロソフトの好決算を手がかりに買いが先行。前日まで下落していた反動もあり、1日を通して堅調な値動きが継続した。日経平均は午後3時5分に、同496円55銭高の4万1151円25銭と、上げ幅を拡大する場面もみられ、高値圏で取引を終えている。市場では「買い遅れた投資家による押し目買いが入った」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証プライム市場の出来高は21億2974万株、売買代金は5兆3877億円。騰落銘柄数は値上がりが1271銘柄、値下がりは305銘柄、変わらずは47銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、MS&AD、東京海上などの保険株が上昇。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、JAL、ANAなどの空運株も高い。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も堅調。ディスコ、コマツなどの機械株や、大林組、清水建などの建設株もしっかり。一方、三和HD、LIXILなどの金属製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が安い。
そのほか、ips、ヤマトHD、アルビス、ライドリC、ノジマが上昇。半面、JCRファマ、大和工、アンリツ、ワコム、カプコンなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社