4日前場の日経平均株価は、前日比42円30銭高の3万9828円20銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)は同0.68ポイント高の2829.67ポイントと小幅に上昇した。米株高と円安を受けて朝方から買いが先行し、日経平均は寄り付き直後の午前9時0分に、同226円76銭高の4万12円66銭と3日ぶりに心理的なフシ目の4万円を回復した。ただその後は、戻り待ちの売りに押され下げ転換する場面がみられるなど、上値の重い展開が続いた。また、現地4日の米国市場が独立記念日で休場となることから、積極的な売買は限られている。
東証プライム市場の出来高は7億4503万株、売買代金は1兆9545億円。騰落銘柄数は値上がり838銘柄、値下がりは690銘柄、変わらずは99銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、東電力HD、大ガスなどの電気・ガス株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株も高い。アシックス、任天堂などのその他製品株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も堅調。三井倉HD、上組などの倉庫運輸株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株もしっかり。一方、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が安い。
個別では、霞ヶ関キャピ、キユーピ、洋エンジ、クスリアオキ、栗本鉄が上昇。半面、メドレー、アドクリ、MDV、キオクシア、住友林などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社