19日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比430円程度高い4万9430円前後で推移する。午前9時44分には、同502円10銭高の4万9503円60銭を付けている。現地18日の米国株式市場では、米11月CPI(消費者物価指数)が市場予想平均を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが来年も続くとの見方が継続したことから、NYダウが5日ぶりに反発、ナスダック総合指数も上昇した。東京市場も、米国株高やきのうの反動もあり、買いが先行。その後も堅調に推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比150円高の4万9300円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。ディスコ、菱重工などの機械株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も高い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株も堅調。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株もしっかり。一方、アシックス、任天堂などのその他製品株や、ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株が安い。
そのほか、GMOインタ、イオンFS、河合楽、SHIFT、旭有機材が上昇。半面、ネクセラ、ADワークス、日東紡、ラクスル、コナミGなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の後半(18日は155円92−94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の半ば(同182円95−99銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社