市況(場況)

日経平均は434円高と続伸、取引時間中の史上最高値を更新=11日前場

 11日前場は日経平均株価が、前日比434円25銭高の4万4271円92銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同5.03ポイント高の3146.00ポイントと上昇した。現地10日の米国株式市場では、8月生産者物価指数の軟化によりNYダウが3日ぶりに反落した一方、ハイテク関連が物色されナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数がともに上昇。日本株もハイテク株高を受け買い先行で取引を開始した。日経平均は一時不安定な値動きとなる場面もみられたが、心理的なフシ目の4万4000円を超えたことで上げ幅を拡大。午前11時17分に同450円80銭高の4万4288円47銭と、9日に付けた取引時間中の史上最高値(4万4185円73銭)を更新した。TOPIXも終値ベースの最高値を上回ってきている。

 東証プライム市場の出来高は9億9151万株、売買代金は2兆4299億円。騰落銘柄数は値上がりが829銘柄、値下がりは703銘柄、変わらずは85銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。三井金、フジクラなどの非鉄金属株や、ソフトバンク、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。INPEX、石油資源などの鉱業株や、関西電、東ガスなどの電気・ガス株も高い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、オリックス、三菱HCキャなどのその他金融株も堅調。ディスコ、菱重工などの機械株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株もしっかり。一方、第一生命HD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が安い。

 そのほか、エニカラー、キオクシア、三桜工、JX金属、イビデンが上昇。半面、MRO、GMOインタ、大阪チタ、円谷FH、アイスタイルなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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