22日後場は日経平均株価が、前週末比44円19銭安の3万9774円92銭と続落した一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.71ポイント高の2836.19ポイントと反発した。20日に投開票された参議院議員選挙で、自民党と公明党の与党が過半数割れの状況に陥る結果となったが、事前に予測されていたこともあり、朝方は買い戻す動きが先行した。ただ、買い一巡後は心理的なフシ目の4万円を超えたこともあり、戻り待ちの売りに押される展開で上値が重かった。そのようななか、後場は売り優勢で取引を開始し下げ転換。午後1時12分には同232円58銭安の3万9586円53銭を付けた。その後は手がかり材料に乏しいなか、取引終了にかけて下げ渋る展開となった。
東証プライム市場の出来高は16億8319万株、売買代金は4兆2076億円。騰落銘柄数は値上がりが687銘柄、値下がりは877銘柄、変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が下落。アシックス、任天堂などのその他製品株や、三井倉HD、上組などの倉庫運輸株も安い。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も軟調。JAL、ANAなどの空運株や、キリンHD、サントリBFなどの食料品株も弱かった。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が上昇した。
そのほか、アドクリ、ソディック、ACCESS、GMOインタ、エスプールなどが下落。半面、プロレドP、三井ES、大平金、ミダックHD、西華産が買われた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社