27日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比45円程度安い4万2350円前後で推移する。朝方は、現地26日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がそろって上昇。日経平均はきのう下落した反動もあり、買いが先行した。ただ、その後は売りに押され下げ転換。午前9時47分には、同124円22銭安の4万2270円18銭を付けた。足元では下げ渋る動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比205円高の4万2505円だった。
業種別では、全33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇している。バンナム、任天堂などのその他製品株や、MS&AD、東京海上などの保険株が下落。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も軟調。日立、ソニーGなどの電気機器株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も弱い。一方、東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、大成建、清水建などの建設株が高い。
そのほか、アンビス、ACCESS、ブレインP、サンウェルズ、東邦鉛が下落。半面、Vキューブ、ニコン、アステリア、NJS、マネックスGなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(26日は147円68−70銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の後半(同171円63−67銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社