市況(場況)

日経平均は467円安と大幅反落、一時下げ幅縮小もクロージング軟調=30日後場

 30日後場の日経平均株価は、前日比467円88銭安の3万7965円10銭と大幅に反落。TOPIX(東証株価指数)が同10.45ポイント安の2801.57ポイントと6日ぶりに反落した。米エヌビディアの決算を手掛かりに、きのう29日に急反発した反動や、ドル・円相場が円高方向に振れていることから、売り優勢で取引を開始。日経平均は、午前9時16分には同684円81銭安の3万7748円17銭を付けた。再び3万8000円を割り込んだことでリバウンド狙いの買いも入り、一時320円安程度まで戻す場面もみられたが、取引終了時のクロージングオークションで下げ幅を広げた。ドル・円相場は1ドル=144円前後で推移していた。

 東証プライム市場の出来高は27億1183万株、売買代金は6兆5106億円で、4月7日(6兆9893億円)以来、1カ月半ぶりの大きさ。騰落銘柄数は値上がりが939銘柄、値下がりは632銘柄、変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち13業種が下落、19業種が上昇、1業種が変わらず。アシックス、任天堂などのその他製品株や、ソニーG、キーエンスなどの電気機器株が下落。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、リクルートH、ベイカレントなどのサービス株も安い。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、大林組、大和ハウスなどの建設株も軟調。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、東レ、ワコールHDなどの繊維株も弱かった。一方、武田薬、エーザイなどの医薬品株や、極洋、マルハニチロなどの水産農林株、東電力HD、中部電などの電気・ガス株も上昇した。

 個別では、森六、大黒天、トリケミカル、ディスコ、東エレクが下落。半面、JCRファマ、サンウェルズ、井関農、日ヒュム、キッセイ薬などが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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