16日後場の日経平均株価は、前週末比477円08銭高の3万8311円33銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同20.66ポイント高の2777.13ポイントと上昇した。現地13日の米国株式は、中東地域の緊迫化を受け、NYダウ、ナスダックともに反落。ただ、東京市場は前週末に米国市場よりも先に株価が調整していただけに、買い戻す動きが先行した。日経平均は午後1時32分に、同508円27銭高の3万8342円52銭を付けた。その後も高値圏での値動きが続くなか、取引終了にかけて上げ幅を取り戻す格好となった。為替市場では1ドル=144円20銭前後で推移し、朝方の水準よりも円高方向に振れている。
東証プライム市場の出来高は16億60万株、売買代金は4兆712億円。騰落銘柄数は値上がりが1132銘柄と7割に迫る一方、値下がりは432銘柄、変わらずは64銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、古河電工、住友電工などの非鉄金属株が上昇。帝人、東レなどの繊維株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。三菱倉、上組などの倉庫運輸株や、ディスコ、菱重工などの機械株も堅調。郵船、商船三井などの海運株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株もしっかりだった。一方、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、HOYA、朝日インテクなどの精密機器株が安い。
個別では、アクシージア、ネオジャパン、丹青社、gumi、アドバンテスが上昇。半面、LinkUG、フリービット、ミガロHD、三井ハイ、HISなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社