18日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比480円程度安い4万9030円前後で推移する。午前9時9分には、同868円50銭安の4万8643円78銭を付けた。現地17日、オラクルが米ミシガン州で建設を計画するデータセンターに関し、ファンドが資金提供を行わないことを決定したと報じられた。米株式市場では同社株をはじめAI(人工知能)関連株などが軟調で、NYダウが4日続落、ナスダック総合指数は反落。東京市場も、米国株安の流れを受けて売りが優勢となった。売り一巡後は、下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比735円安の4万8975円だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株が下落。ディスコ、菱重工などの機械株や、ヤマハ、任天堂などのその他製品株も安い。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、郵船、商船三井などの海運株も軟調。TOTO、ガイシなどのガラス土石株や、日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株も弱い。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、JR東日本、JR東海などの陸運株、OLC、リクルートHなどのサービス株が高い。
そのほか、KLab、アドクリ、日製鋼、芝浦、アサヒが下落。半面、NSグループ、オイラ大地、太平洋工、Macbee、ラクスなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(17日は155円49−51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の半ば(同182円13−17銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社