2日後場の日経平均株価は、前週末比494円43銭安の3万7470円67銭と大幅続落。TOPIX(東証株価指数)が同24.28ポイント安の2777.29ポイントと下落した。前週末5月30日に大幅に下げた弱い地合いが継続。また、ドル・円相場が円高方向にあることも嫌気された。新たな買い手がかりにも乏しく、時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、日経平均は午後零時32分に同644円38銭安の3万7320円72銭を付けた。その後、やや下げ渋る動きをみせたものの、戻りは限られた。
東証プライム市場の出来高は17億43万株、売買代金は3兆8398億円。騰落銘柄数は値上がりが562銘柄、値下がりは1012銘柄、変わらずは56銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。ブリヂス、住友ゴムなどのゴム製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が下落。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、郵船、商船三井などの海運株も安い。日立、キーエンスなどの電気機器株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も軟調。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も弱かった。一方、三井倉HD、上組などの倉庫運輸株や、大成建、鹿島などの建設株がしっかり。
個別では、IRJHD、ラックランド、大黒天、パーク24、Mエンターが下落。半面、ADWAYS、JCRファマ、東京計器、NJS、日ヒュムなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社