6月2日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比500円程度安い3万7460円前後で推移。前週末5月30日に大幅反落した弱い地合いが継続。また、ドル・円相場が円高方向にあることから、売りが先行した。その後も弱含みの展開で、日経平均は午前9時56分に同515円98銭安の3万7449円12銭を付けるなど、安値圏で推移する。現地5月30日の米国株式市場は、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5月30日の大阪取引所清算値比255円安の3万7705円だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇している。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が下落。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も安い。コマツ、ダイキンなどの機械株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も軟調。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、日立、キーエンスなどの電気機器株も弱い。一方、菱地所、住友不などの不動産株や、大成建、鹿島などの建設株が高い。
個別では、パーク24、大黒天、ラックランド、トレックスS、井関農が下落。半面、日本通信、ADWAYS、オエノンHD、新光商、NJSなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(前週末5月30日は144円03−05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円31−35銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社