1日後場の日経平均株価は、前日比501円06銭安の3万9986円33銭と6日ぶりに大幅反落し、3日ぶりに心理的なフシ目の4万円を割り込んだ。TOPIX(東証株価指数)も同20.77ポイント安の2832.07ポイントと下落した。日経平均は前日、買い一巡後に上げ幅を縮小する展開だったが、この日も上値の重さが意識された。連騰が続いていたこともあり短期的な過熱感が警戒されたほか、ドル・円相場が一時1ドル=143円台の半ばまで円高方向に進んだことも重しとなった。終日弱含みの展開で午後3時2分には同602円01銭安の3万9885円38銭を付ける場面もみられた。
東証プライム市場の出来高は18億5133万株、売買代金は4兆6031億円。騰落銘柄数は値上がりが482銘柄、値下がりは1094銘柄、変わらずは51銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。大日印、任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が下落。中外薬、第一三共などの医薬品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、キーエンス、ソニーGなどの電気機器株も軟調。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株も弱かった。一方、東電力HD、中部電などの電気・ガス株や、クレセゾン、JPXなどのその他金融株が高い。
個別では、ACCESS、GMOインタ、gumi、Wスコープ、瑞光が下落。半面、千葉興銀、象印、日コンセプト(監理)、洋エンジ、ネットプロテなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社