市況(場況)

日経平均は508円安、時間外取引での米株価指数先物高で下げ渋り=4日後場

 4日後場は日経平均株価が、前週末比508円90銭安の4万290円70銭と続落。TOPIX(東証株価指数)が同32.45ポイント安の2916.20ポイントと4日ぶりに反落した。日経平均は午前9時3分に、同949円08銭安の3万9850円52銭を付け、取引時間中としては7月22日以来2週間ぶりに心理的なフシ目の4万円を割り込んだ。現地1日の米国で、7月雇用統計が市場予想を下回り、直近2カ月の数値が下方修正されたことを受け株価が下落。日本株もその流れを受ける格好となった。売り一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことを支えに、短期的な戻りを狙った買いが入ったもようで取引終了にかけて下げ幅を縮小した。

 東証プライム市場の出来高は20億1787万株、売買代金は4兆8035億円。騰落銘柄数は値上がりが473銘柄、値下がりは1096銘柄、変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が下落。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も安い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も軟調。ディスコ、菱重工などの機械株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱かった。一方、任天堂、コクヨなどのその他製品株や、三井不、菱地所などの不動産株が上昇した。

 そのほか、日東紡、アルゴグラ、ヤマハ、極洋、クレセゾンが下落。半面、黒崎播磨(監理)、コカコーラ、大塚商会、インターメス、日ヒュムなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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