市況(場況)

日経平均は52円安と続落、TOPIXは反発しプライム値上がり銘柄は8割超に=11日前場

 11日前場は日経平均株価が、前日比52円52銭安の3万9593円84銭と続落した。一方、TOPIX(東証株価指数)は同20.73ポイント高の2833.07ポイントと反発した。米株高を受けて朝方は買いが先行し、日経平均は心理的なフシ目の4万円に迫る場面もみられた。ただ、同指数への寄与度が大きいファストリテの急落や、半導体株への利益確定売りにより下げ転換、午前9時27分に同92円57銭安の3万9553円79銭を付けた。その後は週末要因もあり様子見姿勢が強まるなか、前日終値近辺でのもみ合いが続いていたが、やや売り優勢で前場の取引を終えた。ドル・円相場は1ドル=146円90銭台で、朝方の水準よりも円安方向にある。

 東証プライム市場の出来高は9億6566万株、売買代金は2兆4361億円。騰落銘柄数は値上がり1327銘柄と8割を超えた。値下がりは269銘柄、変わらずは30銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち下落は4業種にとどまり、29業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、良品計画などの小売株が下落。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も高い。

 個別では、UNEXTH、ベルク、コジマ、C&R社、ビックカメラが下落。半面、三光合成、セレス、GMOインタ、大有機化、OSGなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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