13日後場の日経平均株価が、前日比539円00銭高の3万8183円26銭と大幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同30.06ポイント高の2772.14ポイントと13日続けて上昇した。日経平均が終値ベースで3万8000円台となるのは、3月26日(3万8027円29銭)以来、約1カ月半ぶり。現地12日の米国株式市場では、米中貿易協議において両国が双方に課した追加関税について115%引き下げることで合意したことを好感。米国株の上昇を受けて日本株も朝方から買いが先行した。日経平均は午前9時6分に同849円80銭高の3万8494円06銭を付けた。その後は、短期的な過熱感や戻り待ちの売りに押された。一時上げ幅を取り戻す場面もみられたが、積極的に上値を買う動きは限られた。
東証プライム市場の出来高は24億9172万株、売買代金は6兆169億円。騰落銘柄数は値上がりが734銘柄、値下がりは849銘柄、変わらずは50銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。郵船、商船三井などの海運株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が上昇。中外薬、第一三共などの医薬品株や、三菱倉、上組などの倉庫運輸株も高い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、エムスリー、リクルートHなどのサービス株も堅調。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、大林組、清水建などの建設株が安い。
個別では、ミマキエンジ、三井ES、楽天銀行、ティラド、ネツレンが上昇。半面、AZC丸和、MIRART、シャープ、JUKI、京王などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社