市況(場況)

日経平均は542円安と大幅反落、円高重しに戻り限定的=30日前場

 30日前場の日経平均株価は、前日比542円12銭安の3万7890円86銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)が同20.80ポイント安の2791.22ポイントと6日ぶりに反落した。米エヌビディアの決算を手掛かりに、きのう29日に急反発した反動や、ドル・円相場が円高方向に振れていることから、売り優勢で取引を開始。午前9時16分には同684円81銭安の3万7748円17銭を付けた。再び3万8000円を割り込んだことでリバウンド狙いの買いも入ったが、時間外取引で米株価指数先物が軟調なこともあり戻りは限られた。

 東証プライム市場の出来高は7億5141万株、売買代金は1兆8520億円。騰落銘柄数は値上がりが784銘柄、値下がりは759銘柄と拮抗、変わらずは86銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。アシックス、任天堂などのその他製品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も安い。リクルートH、ベイカレントなどのサービス株や、ブリヂス、三星ベなどのゴム製品株も軟調。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、SMC、コマツなどの機械株も弱かった。一方、極洋、マルハニチロなどの水産農林株や、武田薬、エーザイなどの医薬品株が高い。

 個別では、森六、大黒天、ディスコ、ルネサス、KOKUSAが下落。半面、JCRファマ、ヨシムラFH、キッセイ薬、アクシアル、アーレスティなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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