14日後場の日経平均株価は、前日比55円13銭安の3万8128円13銭と5日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同8.85ポイント安の2763.29ポイントと14日ぶりに下落した。日経平均は、米半導体株高を好感して序盤に騰勢を強めたものの、きのうまでの連騰の反動から上値が重かった。後場は売り優勢でスタートし、午後零時31分には同331円46銭安の3万7851円80銭を付けた後、下げ幅を縮小する展開となった。市場では「連日の上昇で買い戻すことができなかった投資家が買い戻しを入れたようだ」(中堅証券)との声聞かれた。為替市場では1ドル=147円10銭台と、朝方の水準からは円高方向に進んだ。
東証プライム市場の出来高は22億6098万株、売買代金は5兆4483億円。騰落銘柄数は値上がりが570銘柄、値下がりは1033銘柄、変わらずは30銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、アステラス薬、第一三共などの医薬品株が下落。テルモ、オリンパスなどの精密機器株や、アサヒ、JTなどの食料品株も安い。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、ヤマハ、任天堂などのその他製品株も堅調。信越化、花王などの化学株や、出光興産などの石油石炭製品株も弱かった。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇した。
個別では、日本CMK、シップHD、メイコー、デジハHD、ロートが下落。半面、Vテク、グンゼ、ネクソン、三井松島HD、カメイなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社