6月2日前場の日経平均株価は、前週末比551円08銭安の3万7414円02銭と大幅続落。TOPIX(東証株価指数)が同27.90ポイント安の2773.67ポイントと下落した。前週末5月30日に大幅反落した弱い地合いが継続。また、ドル・円相場が円高方向にあることも嫌気された。新たな買い手がかりにも乏しく、日経平均は午前10時43分に同563円95銭安の3万7401円15銭を付けるなど安値圏で推移した。
東証プライム市場の出来高は8億611万株、売買代金は1兆8510億円。騰落銘柄数は値上がりが490銘柄、値下がりは1066銘柄、変わらずは73銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。ブリヂス、住友ゴムなどのゴム製品株や、ニコン、HOYAなどの精密機器株が下落。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、郵船、商船三井などの海運株も安い。日立、キーエンスなどの電気機器株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も軟調。TOPPAN、任天堂などのその他製品株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も弱い。一方、大成建、鹿島などの建設株や、三井倉HD、上組などの倉庫運輸株、王子HD、ザパックなどのパルプ紙株が高い。
個別では、パーク24、IRJHD、ラックランド、大黒天、Mエンターが下落。半面、ADWAYS、日本通信、NJS、ラウンドワン、オエノンHDなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社