市況(場況)

日経平均は561円高と大幅続伸、一時5万円台回復も戻り待ちの売りに上げ幅縮小=3日後場

 3日後場は日経平均株価が、前日比561円23銭高の4万9864円68銭と大幅続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同6.74ポイント安の3334.32ポイントと反落した。現地2日の米国株式市場は、次回FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数が反発。東京市場では、米国株高を追い風に買いが先行した。アドバンテスや東エレクなどの半導体関連銘柄などを中心に上げ幅を拡大し、日経平均は午後2時31分に、同835円15銭高の5万138円60銭を付けた。終値ベースでは11月28日(5万253円91銭)以来、3営業日ぶりの5万円台が期待されたが、取引終了にかけて戻り待ちの売りに押される格好となり、伸び悩んだ。

 東証プライム市場の出来高は21億1627万株、売買代金は5兆4222億円。騰落銘柄数は値上がりが432銘柄、値下がりは1120銘柄と7割に迫った。変わらずは57銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち10業種が上昇、23業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株が上昇。三井不、菱地所などの不動産株や、レーザーテク、村田製などの電気機器株も高い。ソフバンGなどの情報通信株や、ディスコ、IHIなどの機械株も堅調。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、イオン、ニトリHDなどの小売株が下落。関西電、東ガスなどの電気ガス株や、JR東日本、JR東海などの陸運株、バンナム、任天堂などのその他製品株も弱かった。

 そのほか、スクリン、F&LC、荏原、ルネサス、太陽誘電が上昇。半面、ペプチドリム、UACJ、チェンジHD、アドクリ、日東紡などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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