市況(場況)

日経平均は567円高と大幅反発、プライム値上がりが8割に迫る=19日前場

 19日前場は日経平均株価が、前日比567円16銭高の4万9568円66銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同32.85ポイント高の3389.74ポイントと上昇した。現地18日の米国株高を受け買いが先行。ドル・円相場が1ドル=155円70銭台と、朝方の水準よりもやや円安方向に振れたことも追い風に堅調な値動きとなった。日経平均は午前11時29分に、同584円70銭高の4万9586円20銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。

 東証プライム市場の出来高は10億854万株、売買代金は2兆3481億円。騰落銘柄数は値上がりが1252銘柄で8割に迫った一方、値下がりは294銘柄。変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、コナミG、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、大成建、清水建などの建設株も堅調。第一生命HD、東京海上などの保険株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株もしっかり。一方、アシックス、任天堂などのその他製品株や、ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株が安い。

 そのほか、GMOインタ、イオンFS、河合楽、旭有機材、マイクロニが上昇。半面、ネクセラ、ADワークス、板硝子、霞ヶ関キャピ、ラクスルなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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