市況(場況)

日経平均は590円程度高、高市首相誕生控え引き続き財政拡張への期待感=21日前場

 21日午前10時8分すぎの日経平均株価は、前日比590円程度高い4万9780円前後で推移する。自民党と日本維新の会による連立合意を受け、きょうにも高市首相が誕生することから、引き続き財政拡張への期待感が先行した。また、現地20日の米国株株式が上昇したことも支えとなり、午前10時4分には同666円37銭高の4万9851円87銭を付け、連日で取引時間中の史上最高値を更新している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所算値比370円高の4万9670円だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。JPX、オリックスなどのその他金融株や、バンナムや任天堂などのその他製品株が上昇。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も高い。JAL、ANAなどの空運株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、信越化、富士フイルムなどの化学株もしっかり。一方、マルハニチロ、サカタのタネなどの水産農林株や、東京海上などの保険株が安い。

 そのほか、洋エンジ、アンビス、ユニオンツル、ランドC、大有機化が上昇。半面、LinkUG、アステリア、古野電、Fスターズ、AIRMANなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時8分時点で、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(20日は150円74−76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の半ば(同175円80−84銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録