市況(場況)

日経平均は62円高と5日続伸、様子見強く小動き=30日前場

 30日前場の日経平均株価は、前営業日比62円52銭高の3万5902円51銭と5日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同9.63ポイント高の2660.24ポイントと上昇した。日経平均は午前9時9分に、同183円25銭高の3万6023円24銭を付けた。買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、為替が1ドル=142円台の前半と円高方向に振れたこともあり、下げ転換する場面があった。時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、積極的な売買は限られ前営業日の終値近辺でもみ合いとなった。

 東証プライム市場の出来高は9億1801万株、売買代金は2兆2634億円。騰落銘柄数は値上がりが719銘柄、値下がりは862銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち20業績が上昇、13業種が下落した。TOPPAN、任天堂などのその他製品株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も高い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、NTT、KDDIなどの情報通信株も堅調。味の素、JTなどの食料品株や、ブリヂス、住友理工などのゴム製品株もしっかり。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が安い。

 個別では、住友ファーマ、SMS、スクエニHD、ゲンキードラ、トーエネクなどが上昇。半面、ニコン、東京メトロ、キッコマン、北陸電工、OLCが下げた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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