31日前場は日経平均株価が、前日比622円65銭高の5万1948円26銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同12.92ポイント高の3313.71ポイントと上昇した。午前9時50分に、日経平均が同1065円84銭高の5万2391円45銭、TOPIXが同47.27ポイント高の3348.06ポイントと前場の高値を付け、日経平均は連日で取引時間中の史上最高値を更新。TOPIXは27日の3328.93ポイントを塗り替えた。米現地30日の通常取引終了後に発表されたアップルやアマゾンの決算を好感。日本株は、ハイテク株を中心に強い地合いが維持された。ただ、買い一巡後は、短期的な過熱感や3連休を控えることもあり、利益確定売りが優勢となって、上げ幅を縮小した。
東証プライム市場の出来高は13億5183万株、売買代金は4兆2197億円。騰落銘柄数は値上がりが620銘柄にとどまった一方、値下がりは944銘柄と過半に。変わらずは51銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、味の素、JTなど食料品株が上昇。LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も高い。ANAなどの空運株や、イオン、ファストリテなどの小売株も堅調。JR東日本、JR東海などの陸運株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかり。一方、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、SUMCO、ニッパツなどの金属製品株が安い。
 そのほか、アンリツ、コナミG、タカミヤ、ソシオネクス、M&A総研が上昇。半面、DMG森精機、航空電子、明電舎、OLC、JCRファマなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
 
       
   