30日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前週末比630円程度高い4万780円前後で推移する。午前9時51分には、同678円18銭高の4万828円97銭を付けた。現地27日の米国株式市場で、FRB(米連邦準備制度理事会)への利下げ期待が継続しNYダウが続伸。ナスダック総合指数は5日続伸して終値ベースで24年12月16日に付けた史上最高値(2万173.891)を約6カ月半ぶりに更新した。日本株は米株高を受け、前週末27日までの好地合いが続き、買いが先行。その後も堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末27日の大阪取引所清算値比365円高の4万545円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、オリックス、JPXなどのその他金融株が上昇。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、ディスコ、ダイキンなどの機械株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も堅調。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、キーエンス、東エレクなどの電気機器株もしっかり。一方、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、郵船、川崎汽などの海運株が安い。
個別では、Gunosy、アトラエ、ヨシムラFH、メドピア、ナガイレベが上昇。半面、パソナ、フルマルHD、ACCESS、GMOインタ、ソフトクリHなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時10分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(前週末27日は144円47−49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の半ば(同169円24−28銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社