16日前場は日経平均株価が、前日比644円55銭安の4万9523円56銭と大幅続落。TOPIX(東証株価指数)も同45.35ポイント安の3386.12ポイントと3日ぶりに反落した。現地15日の米国株式市場では、公表が遅れている11月雇用統計の発表を16日に控え、様子見姿勢が強まりNYダウが続落、ナスダック総合指数は3日続落。東京市場も、米国株の弱い動きや円高を受け売りが先行。日経平均が午前11時23分には、同735円68銭安の4万9432円43銭を付けるなど、安値圏で取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は11億655万株、売買代金は2兆4694億円。騰落銘柄数は値上がり305銘柄、値下がりは1252銘柄と8割に迫った。変わらずは50銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が下落。大和証G、野村などの証券商品先物株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も軟調。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も弱い。一方、JAL、ANAなどの空運株や、マルハニチロなどの水産農林株、明治HD、キリンHDなど食料品株が高い。
そのほか、TBASE、ユニオンツル、三井海洋、三井ES、東邦鉛が下落。半面、LinkUG、グッドコムA、マンダム(監理)、パーク24、シンクロFなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社