25日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比65円程度安い4万5565円前後で推移する。午前9時29分には、同127円00銭安の4万5503円31銭を付けている。現地24日の米国株式市場では、手がかり材料難のなか利益確定売りに押され、NYダウ・ナスダック総合指数はともに続落。日本株もその動きを受け、売りが先行した。ただ、押し目買いや円安を材料視して上げ転換する場面もみられるなど、売り買いが交錯しもみ合いとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比45円安の4万5375円だった。
業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇している。アシックスや任天堂などのその他製品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が下落。中外薬、第一三共などの医薬品株や、SOMPOH、東京海上などの保険株も安い。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も弱い。一方、三井金、住友電工などの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が高い。
そのほか、アステリア、テスHD、ストライク、イノベHD、マイクロニが下落。半面、ハピネット、住友鉱、洋エンジ、JX金属、ファインDなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(24日は148円04−06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の半ば(同174円50−54銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社