24日後場は日経平均株価が、前日比655円02銭高の4万1826円34銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)が同51.17ポイント高の2977.55ポイントと3日続急伸した。現地23日の米国株式市場で、日米関税交渉の合意を受け他の国や地域との交渉も進展するとの期待感が高まり、NYダウ、ナスダック総合指数が上昇。日本株も朝方から買いが優勢の展開だった。日経平均が心理的なフシ目の4万円を超えたことで、投資家心理が好転。午後零時40分に、同894円51銭高の4万2065円83銭まで上昇し、24年7月11日以来となる4万2000円台を回復した。その後は、短期的な過熱感が警戒されたもようで、上げ幅を縮小した。TOPIXは、同7月11日に付けた終値ベースでの史上最高値(2929.17ポイント)を大きく更新して取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は22億899万株、売買代金は5兆7264億円。騰落銘柄数は値上がりが1357銘柄と8割を超えた一方、値下がりは215銘柄だった。変わらずは52銘柄。
業種別では、前日に続き全33業種が上昇した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が上昇。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も高い。ダイキン、菱重工などの機械株や、リクルートH、セコムなどのサービス株も堅調。アシックス、任天堂などのその他製品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株もしっかり。
そのほか、KOA、OBC、信越ポリ、ブロンコB、UACJが上昇。半面、GMOインタ、航空電子、MARUWA、芝浦、TSIHDなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社