市況(場況)

日経平均は658円高と3日ぶり大幅反発、TOPIXが史上最高値を更新=24日後場

 24日後場は日経平均株価が、前日比658円04銭高の4万9299円65銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同15.67ポイント高の3269.45ポイントと反発し、22日の取引時間中の史上最高値(3274.94ポイント)を、終値でも同日の史上最高値(3266.43ポイント)を更新した。現地23日の米国株高や、インテルの強気な業績予想などから買い先行スタート。ドル・円相場が1ドル=152円台の後半と朝方の水準よりも円安方向に動いたことも支えとなった。後場の早い時間帯には買い気が強まり、日経平均は午後零時41分に同793円70銭高の4万9435円31銭を付けた。その後は週末要因から上値が重かった。高市首相の所信表明演説内容が伝わったが、相場の反応は限られた。

 東証プライム市場の出来高は21億1270万株、売買代金は5兆3263億円。騰落銘柄数は値上がりが677銘柄にとどまった一方、値下がりは880銘柄と多い。変わらずは58銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち16業種が上昇、17業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、AGC、ガイシなどのガラス土石株も高い。LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株や、ディスコ、SMCなどの機械株も堅調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、郵船、商船三井などの海運株もしっかり。一方、三井不、住友不などの不動産株や、アシックスや任天堂などのその他製品株が下落した。

 そのほか、KOA、キオクシア、大末建、大同メタ、稀元素が上昇。半面、洋エンジ、芙蓉リース、ニーズウェル、サンウェルズ、IDOMなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録