4日前場は日経平均株価が、前週末比664円63銭安の4万134円97銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同41.13ポイント安の2907.52ポイントと4日ぶりに反落した。日経平均は、午前9時3分に、同949円08銭安の3万9850円52銭と、取引時間中としては7月22日以来2週間ぶりに3万9000円台を付けた。現地1日の米国市場では、7月雇用統計が市場予想を下回り、直近2カ月の数値が下方修正されたことを受け、NYダウが5日続落、ナスダック総合指数も続落。日本株も朝方から、米株安や円高が嫌気された。売り一巡後は、自律反発を狙った買いや押し目を拾う動きから、下げ渋った。ドル・円相場は1ドル=147円80銭台で、朝方からは円安方向にある。
東証プライム市場の出来高は9億9597万株、売買代金は2兆4055億円。騰落銘柄数は値上がりが384銘柄、値下がりは1186銘柄だった。変わらずは52銘柄。
業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、MS&AD、東京海上などの保険株が下落。INPEX、石油資源などの鉱業株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も軟調。ディスコ、菱重工などの機械株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も弱かった。一方、任天堂、コクヨなどのその他製品株や、JALなどの空運株が高い。
そのほか、日東紡、アルゴグラ、クレセゾン、ヤマハ、ニシオHDが下落。半面、コカコーラ、大塚商会、広島ガス、山パン、日ヒュムなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社