11日後場の日経平均株価は、前日比68円83銭安の5万842円93銭と反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同4.16ポイント高の3321.58ポイントと続伸した。朝方は、現地10日の米国株高を受けて買いが先行し、日経平均は上げ幅が500円を超える場面もみられた。ただ、買い一巡後は、きょう決算発表を予定するソフバンGが上げ幅を縮小、フジクラやアドバンテスも朝高後に下げに転じるなど、直近で相場を支えていたAI関連銘柄が戻り待ちの売りに押された。日経平均は午後3時3分に、同330円59銭安の5万581円17銭を付け弱含んだ。
東証プライム市場の出来高は24億2797万株、売買代金は6兆7321億円。騰落銘柄数は値上がりが719銘柄、値下がりは830銘柄、変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇した。三井金属、住友電工などの非鉄金属株や、郵船、商船三井などの海運株が下落。JR東日本、JR東海などの陸運株や、伊藤忠、三井物などの卸売株も安い。ディスコ、SMCなどの機械株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株も軟調。三菱ケミG、富士フイルムなどの化学株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も弱かった。一方、ANAなどの空運株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株が高い。
そのほか、菱ガス化、コーセー、大阪チタ、LinkUG、応用地質が下落。半面、ユニチカ、Fエンジニア(監理)、セントケアH、アイスタイル、ブラザーなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社