市況(場況)

日経平均は680円程度高、心理的なフシ目5万円を回復=27日前場

 27日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比680円程度高い5万240円前後で推移する。午前9時39分には、同763円07銭高の5万322円14銭と、取引時間中としては20日以来、4日ぶりに心理的なフシ目の5万円を回復した。現地26日の米国株式市場では、米11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想を下回ったほか、ベージュブック(米地区連銀経済報告)では、全12地区のうちおよそ半数の地区で雇用が弱まったことが判明。景気の減速が警戒され、追加利下げへの期待感が一段と強まり、NYダウ・ナスダック総合指数はともに4日続伸した。東京市場も米国株高を受け、前日の強い動きが継続した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比430円高の5万110円だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、古河電工、住友電工などの非鉄金属株が上昇。INPEX、石油資源などの鉱業株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も堅調。AGC、TOTOなどのガラス土石株や、丸紅、三菱商などの卸売株もしっかり。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株が安い。

 そのほか、山口FG、デジタルHD、芝浦、レゾナック、イビデンが上昇。半面、ネクセラ、FPパートナ、TAKARA、ライドリC、エスプールなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の後半(26日は156円37−39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円前後(同181円07−11銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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