30日前場は日経平均株価が、前日比7円59銭高の4万682円14銭と4日ぶりに小反発。TOPIX(東証株価指数)は同10.18ポイント高の2918.82ポイントに上昇した。日経平均は朝方、前日までの下落の反動で買い先行でスタート。寄り付き直後の午前9時に同69円98銭高の4万744円53銭を付けた。その後、戻り待ちの売りに押され下げに転じる場面もみられたが底堅く推移した。あすにかけて決するFOMC(米連邦公開市場委員会)や、日銀金融政策決定会合を控え、ポジションを一方に傾ける動きは限られたもよう。
東証プライム市場の出来高は8億206万株、売買代金は2兆1311億円。騰落銘柄数は値上がりが1074銘柄、値下がりは466銘柄、変わらずは83銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東レ、ワコールHDなどの繊維株が上昇。三井不、住友不などの不動産株や、郵船、商船三井などの海運株も高い。JR東日本、JR東海などの陸運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も堅調。オリックス、JPXなどのその他金融株や、日立、東エレクなどの電気機器株もしっかり。一方、JAL、ANAなどの空運株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株が下落した。
そのほか、住友ファーマ、エクセディ、ゲンキードラ、エンプラス、古河電工などが上昇。半面、シマノ、小森、フジテック、さくら、アイモバイルが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社