5月1日午前10時18分すぎの日経平均株価は、前日比70円程度高い3万6110円前後で推移。午前9時13分には同296円24銭高の3万6341円62銭を付けている。現地4月30日の米国市場では、ナスダック総合指数が反落したものの、NYダウが朝安後に切り返し7日続伸。1−3月GDP(国内総生産)がマイナス成長に落ち込んだ影響を打ち返した。日経平均株価への影響が大きいSOX(フィラデルフィア半導体株)指数も3日ぶりに反発。日本株も半導体関連を中心に買いが先行した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重いようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4月30日の大阪取引所清算値比135円高の3万6165円だった。
業種別では、全33業種のうち9業種が上昇、24業種が下落している。TOTO、特殊陶などのガラス土石株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が上昇。任天堂などのその他製品株や、塩野義薬、中外薬などの医薬品株も高い。GMOインタ、リクルートHなどのサービス株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も堅調。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、トヨタ、スズキなどの輸送用機器株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が安い。
個別では、シンプレHD、BIPROG、住友ファーマ、新日科学、M&ACHなどが上昇。半面、村田製、大塚商会、アバント、伊藤忠食品、インフォMTが下落している。
東京外国為替市場では午前10時18分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の前半(4月30日は142円79−82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同162円45−49銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社