市況(場況)

日経平均は70円程度高、買い転換後はもみ合い商状=28日前場

 28日午前10時8分すぎの日経平均株価は、前日比70円程度高い4万2590円前後で推移する。現地27日の米国株式市場は、エヌビディアの通常取引終了後の決算発表待ちのなか、NYダウとナスダック総合指数がそろって続伸した。注目されたエヌビディアの25年5−7月期決算は、売上高が市場予想平均を上回ったものの、8−10月の見通しが一部の強気のアナリスト予想に届かず、時間外取引で同社株が下落。その動きを受け、朝方の日本株は売りが先行した。ただ、押し目を拾う動きが強まり上げ転換。午前9時13分に同188円97銭高の4万2709円24銭を付けた後は、もみ合い商状となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比65円高の4万2565円だった。

 業種別では、全33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落している。INPEX、石油資源などの鉱業株や、MS&AD、東京海上などの保険株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も高い。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、中外薬、第一三共などの医薬品株も堅調。LIXIL、三和HDなどの金属製品株や、デンソー、ホンダなどの輸送用機器株もしっかり。一方、7&iHD、ファストリテなどの小売株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株が安い。

 そのほか、大阪チタ、不二製油、芝浦、SOMPOH、HUGHDが上昇。半面、DyDo、Vキューブ、電算システム、ヒトコムHD、宮越HDなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時8分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の前半(27日は147円75−77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同171円44−48銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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