市況(場況)

日経平均は730円程度高、買い先行後も堅調で史上最高値に迫る=8日前場

 8日午前10時9分すぎの日経平均株価は、前週末比730円程度高い4万3750円前後で推移する。午前9時42分には、同816円62銭高の4万3835円37銭と、8月19日に付けた取引時間中の史上最高値(4万3876円42銭)に迫った。きのう7日、石破茂首相が自民党総裁の辞任を表明。ポスト石破を巡り、財政拡張や新たな連立への期待が買い材料視された。現地5日の米国株式市場は、利下げ期待で上昇する場面もみられたが、8月雇用統計の悪化が重荷となり、NYダウが反落、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落していた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5日の大阪取引所清算値比180円安の4万2890円だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。三井不、菱地所などの不動産株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。ダイキン、菱重工などの機械株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も高い。アシックス、任天堂などのその他製品株や、武田薬、エーザイなどの医薬品株も堅調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、日本紙、大王紙などのパルプ紙株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、石油資源などの鉱業株、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が安い。

 そのほか、ペプチドリム、ソシオネクス、キオクシア、パルGH、マツダが上昇。半面、エイチームH、日コンクリ、アステリア、カナモト、栗本鉄などが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時9分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の前半(前週末5日は148円21−23銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の後半(同173円06−10銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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